さて、今やスマホは一人1台以上の時代、パソコンは一昔前に逆戻りしたかのように「家族共用PC」など一家で1台、というご家庭もまた増えてきたのではないでしょうか。
何かを共有するとき、気になるのはやっぱりプライバシーの問題ですよね。家族共用PCともなれば、あんなサイトやこんなサイト(?)を見ていたことが家族にバレるのはやっぱりちょっと抵抗があるひとも多いことでしょう。
今回はそんなニーズにうってつけ!な、Chromeの履歴を自動で削除してくれる拡張機能(プラグイン,アドオン)「History Disabler」をご紹介します。
History Disabler の概要
History Disablerはパソコン用Chrome向けの拡張機能です。機能は単純、Chromeの履歴を自動で削除します。設定項目も3つしかなく、まさにシンプルイズベスト。
Chromeには右上の設定ボタンから「シークレット ウインドウを開く」機能があり、これなら履歴も無効化されますが、Cookieなどまで全て無効になってしまうので、SNSなどに毎回ログインし直さないといけなくなり、使い勝手に難ありです。
この目的でよく紹介されている拡張機能として Click&Clean があるのですが、そちらはChromeを閉じたときに履歴を削除するということが出来るだけで、Chromeを起動しっぱなしだと履歴は全力で残ってしまいます。また、インストール時に追加の怪しいソフトのインストールをやたら促してくるのもちょっと不安です。(2019年3月追記:現在、chrome ウェブストアから削除されたようで、ダウンロードも出来なくなっているようです。)
一方、History Disablerは、起動中にもリアルタイムで履歴を消していってくれるため、より性能が高いと言えるでしょう。また、ソースコードが公開されており、全て確認しましたが不審な動作は明らかにありませんでしたので、セキュリティ的にも安心です。
History Disabler のインストール
普通のChrome拡張機能のインストールと同じです。以下からどうぞ。
Chrome ウェブストアの「History Disabler」の詳細ページが出てきますので、「CHROMEに追加」します。
確認画面が出てきますので、「拡張機能を追加」します。(権限は履歴の削除に必要なものになっています。)
これでインストールは完了です。
History Disabler の設定
インストール後、設定画面が出てきます。英語ですが項目は3つ(実質2つ)しかないのでご安心を。
①動作モードの設定
動作モードとしてModernとLegacyの二種類があり、動作の違いは以下になります。
よく分からなければ、Modernにしておけば大丈夫です。
Modern(モダン,新しい)モード
タブを閉じたときに、そのタブに関連した履歴が削除される設定です。そのタブを開いている間は履歴が増えていきますが…、
そのタブを閉じると履歴が消えます。このとき一緒に「最近閉じたタブ」の履歴も削除され、残りません。
Legacy(レガシー,古い)モード
履歴を一切残さない設定です。他のタブを開いたまま履歴を見てみても、いつもまっさらの空です。素敵。
ただし、Legacyモードの場合、現状「最近閉じたタブ」が削除されないようです。「Retain ‘Recently closed’ tabs」(最近閉じたタブを維持する)というサブ設定がありますが、チェックを外しても削除されません。これは直近のChrome側のアップデート(v67+)の仕様変更よりうまく動作しなくなっているようですので、今後対応されるのを待ちましょう。
②ダウンロード履歴の削除設定
こちらはそのままですね。チェックを入れると、ダウンロードが完了次第、即座にダウンロード履歴が削除されます。ダウンロード中にChromeの下部に表示されるダウンロードバーも完了後自動で閉じるようになります。
設定が終わったら、一度Chromeを閉じて、再度立ち上げてください。
おまけ
一度設定したらもうあまりいじることは無いので、右上のアイコンは非表示にするとすっきりします。
↓Chromeで簡単にWebページを保存する方法、新しいタブを空白に変更する拡張機能「Blank New Tab Page」も宜しければどうぞ♪
今回のまとめ
- Chromeで履歴を無効化するなら、拡張機能「History Disabler」で決まり!
- 特に好みがなければ設定はModernのままで良し。「最近閉じたタブ」が残ってもよければ、即座に履歴が削除されるLegacyの方がすっきり。
- ダウンロード履歴の削除の設定は、お好みで。
ではでは今回はこの辺で。
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